あばよと このても ふらずに
とびだした がらくたの 町
あんなに にくんだ すべてが
やりきれず しみるのは なぜか
あこがれた 夢さえ まだ むくわれずに
ひとこいしさに なけば
ゆらゆらと ビルの 町に 広がる
あのころと 同じ ゆうやけぞら
くそくらえと ただ アスフィルト けりつけ
ああ はる なつ あきと
この町 誰を むかえいれ
また だれを 追い出すのだろう
初めて 恋した お前は
おれの 目が 好きだと 行ったのに
にぎりしめに こぶしが からぶり するたび
何が 宝と いえば
ゆらゆらと おれの ほほに やきつく
あのころと 同じ 夕焼け空
土下座したいほど 愛が 欲しいだけ
ああ、春 夏 秋も
よわむしの 涙が こぼれないように
空を 見上げ あるけ
ゆらゆらと ビルの 町に 広がる
あのころと 同じ ゆうやけぞら
くそくらえと ただ アスフィルト けりつけ
ああ はる なつ あきと 。